862:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします[saga]
2016/01/11(月) 16:42:08.17 ID:fHfiBKAF0
(数日後)
――侯爵家屋敷
勇者「それでは行って参ります、父上、母上」
勇者「それと兄様達も」
長男「ついでの上に纏めるな」
次男「全くだ」
勇者「じゃあ、言い直そうか?」
長男「いや、いい」
勇者母「何か言ってあげる言葉はありますか?」
勇者父「……そうだな」
勇者父「ここ侯爵家から戦地に赴くのは三男勇者のみとなったわけだが」
勇者父「長男、お前は白姫様を護衛するため、連盟会議場の警備をすることとなる」
勇者父「役割重大だ。必ずや守護せよ」
長男「はっ」
勇者父「次男、お前は街の警護のため残ることとなっているが」
勇者父「街の安全はお前の指示にかかっている。気を抜く出ないぞ」
次男「はっ」
勇者父「そして勇者。お前は魔王討伐隊に抜擢され旅だってから、随分と良い顔つきになった」
勇者「父上……」
勇者「役割を全うせよ」
勇者「はっ、無論です!」
勇者母「では私からも一つ」
勇者母「無理はしないように。そして、特に勇者、絶対生きて帰ること」
勇者「はい。それでは、行って参ります」
903Res/728.69 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。