887:名無しNIPPER[saga]
2016/04/11(月) 00:18:32.04 ID:pCA3yU820
転移師「……ふう。流石に連続しての転移陣魔法は疲れるわ」
転移師A「じゃあそろそろ交代するか」
転移師「頼もうかな」
転移師B「後の二人はまだ大丈夫みたいだけどな」
転移師「何? 私がダメだって言いたいの?」
転移師B「いやいや、そんなことないさ」
転移師B「俺達は主詠唱。補助詠唱より集中しなきゃいけないのは知っている」
転移師A「今ので何組目だっけ?」
転移師「六組目。後数十組あるっぽいわよ」
転移師A「ひえぇ。ここまでの規模になるなんて、予想外だよな」
転移師B「流石にな」
転移師「それでも十分な転移時間を確保してるのは、国の上層部も流石よね」
転移師B「この戦争の計画全般は、白姫様主導で動いているらしいぞ」
転移師「嘘っ!? あの見るからに傍若無人で雑そうな姫様が?」
転移師A「即位式、見に行ったけど、あんなに格式を無視した王は初めてだよ」
転移師B「やることはしっかりやっているらしい」
転移師A「てっきり大臣の手腕と思ってたけど」
転移師B「貴族達には評判は悪いみたいだけどな」
転移師「そりゃそうよね」
転移師「家出からひょっこり帰ってきて即位して」
転移師「しかも態度も礼儀も適当なのに国務はしっかりできる」
転移師「私だって身近に似たようなのいたら気に食わないわ」
転移師A「いるのか?」
転移師「いないわよ」
転移師「……おっと、話している間に伝令役が帰ってきたわよ」
転移師A「向こうの準備はできたか。さて、仕事仕事」
転移師A「まもなく転移を――」
転移師「……あれ、あんな子供も戦争に行くのね」
転移師B「本当だ。白の国にはあの歳の傭兵はいないはずだけど」
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