891:名無しNIPPER[saga]
2016/04/11(月) 00:20:46.48 ID:pCA3yU820
――船上
「出港! 出港ぉっ!」カンカンッ
剣士「思ったよりも余裕があるのだな。人で敷き詰めると思ったのだが」
騎士「海中の魔物が潜んでいる可能性もあるしな」
騎士「それに万が一、魔族が海上戦をしかけてくるやもしれない」
剣士「成る程。万一のために戦闘できるように、か」
盗賊「すまねぇ、遅くなったか?」シュタッ
男「階段を短縮するのやめてくれ。慣れていても驚くから」
盗賊「楽なんだから良いだろうが」
騎士「遅くはない。何を話していたんだ?」
盗賊「色々とな。少女が色々世話になったみてぇで」
盗賊「釈放の口添えとか」
勇者「そんなこともしてたのか?」
騎士「私はチャンスを与えたにすぎない。彼女の父上には世話になったからな」
騎士「私としては、同じような関係になりたいと思っている」
盗賊「それを考慮しての条件だったのか」
盗賊「この戦争に参加すればこれ以上の投獄はなしとする」
盗賊「代わりに白蛇騎士隊の監視下に置き、参戦すること。だったな」
盗賊「てめぇには良い事しかないってわけだ」
騎士「だろ?」ニコッ
魔法師「それで、さっき言ってた抜き打ちって?」
騎士「ああ、そうだったな。ひとまず船内に行こう。白の国の騎士隊の隊長達が集まっている」
騎士「航行中は先陣を担う我々の作戦会議をするところだ」
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