96:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(高知県)[saga]
2011/10/14(金) 04:57:27.95 ID:UQmNXrH40
男「寒い? 常に雪が降って常に雪が積もってるようなこの場所だぞ。当たり前なんじゃないか?」
勇者「いや、おかしい」
男「どうしてだ? 俺だって寒いが」
勇者「今までは寒かったか?」
男「いや、別にそういうわけではなかった……あっ、そうか!」
勇者「俺達は暖房薬を飲んで外に出た。それから一日と数時は過ぎている。長続きした方だ」
男「そうか。効果が切れてきたのか。確か予備も持ってきていたよな?」
勇者「ああ。俺と男さんの分は持ってきてある。錬金師さんのポケットの中にも一つあった」
男「じゃあ、それを飲んでおくか。勇者さんは錬金師さんにも飲ませておいてくれ」
男「錬金弟子さんも暖房薬を飲んでおくんだ」
錬金弟子「あー……そのー……」
男「?」
錬金弟子「予備持ってくるの忘れてしまいまして……」テヘヘ
勇者「えっ」
錬金弟子「ほら、研究小屋を出る時急いでましたから」
男「『ほら』で済みそうもない話だけどな。勇者さん、どうする?」
勇者「……」
男「後どのくらいだろうか」
勇者「早く着いたとしても、四時は……」
勇者「……」ブツブツ…
男「仕方ないか……。ここは――」
勇者「俺の分を錬金弟子さんにあげてくれ」
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