95:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(高知県)[saga]
2011/10/14(金) 04:43:12.05 ID:UQmNXrH40
錬金弟子「で、でも……」
勇者「俺達だって、全てがわかっているわけじゃない」
勇者「分かる事と言えば――」
勇者「錬金弟子さんは幻術師と言う幻の祠に封印されていた魔法使いによって幻覚を見せられて洗脳させられた事」
勇者「幻術師が自分を錬金兄弟子だと錬金弟子さんに幻覚を見せ、誤認させていた事。そしてそれを利用した事」
勇者「あなたに関する事で言えば、このくらいだ」
錬金弟子「……」
勇者「勿論、納得しろなんて言わない。でも、信用してくれればそれで良いんだ」
勇者「俺と男さんと、そして何より錬金師さんを」
錬金弟子「……」
錬金弟子「……分かりました。今回の件は、ゆっくりと整理付けた方が良いかもしれませんね」
錬金弟子「師匠が目覚めた後で」
勇者「ああ、それが良い」ニッ
男「勇者さん……」
勇者「ん? どうした?」
男「人に説教するなんて勇者らしい事を……!」
勇者「いや、俺勇者なんだけど!?」
男「え」
錬金弟子「え」
勇者「錬金弟子さんまで……」
男「そう言えば勇者さんを見ていて、勇者って何だったかな、とかたまに思ってたから」
勇者「まぁ、何もなければボランティア同然だけどさ……」
男「ところで、錬金弟子さんは歩けるか? それとももう一度背負うべきか?」
錬金弟子「いえ、歩けますが……」
男「?」
錬金弟子「何だか、寒いです」
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