過去ログ - 神裂「鋼盾―――鋼の盾ですか、よい真名です」
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889: ◆FzAyW.Rdbg[saga]
2011/08/02(火) 20:24:59.52 ID:DzGDM9X2o


「そういえば御坂さん、あれから上条君には会えた?」

「え、あ、はい。一昨日の夕方、偶然」


 一昨日、7月20日。

 あの、ぼくらにとっての運命の日のことだ。

 おそらくは、上条の補習の帰りあたりだろうか。

 黒子が漆黒のオーラを纏い始めるが、鋼盾はあえてそれを無視する。

 初春が「あの時の!そういうことだったんですね!」と膝を叩いた。


「そっか……ちゃんと話はできた?」

「はい。アイツちょっと用事があったみたいで、少しだけでしたけど、
 ―――でも、ちゃんと話せたと思います」

「そっか。あー、ビリビリはしなかった?」

「もう! してませんってば!! 
 えっと、まあ……普段の行いを思えば、偉そうなことはいえませんけど」

「ごめんごめん。でも、よかったね」

「……はい」


 むくれて頬を赤くして、それでも上条当麻の話となれば美琴はこのとおりに可愛らしくなる。

 先ほどまでのいたたまれないような雰囲気は、あっという間に払拭されていた。

 話も出来たようだし、どうやら勇気を出してくれたようだ。

 頭を撫でてあげたいような気分だが、勿論そんな真似ができるわけがない。

 ビビリと笑うな、こちとら常識人だ。

 旗男とは違うんです。




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