4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/05/01(日) 13:32:09.19 ID:BZrOIZkM0
「お茶にする?」
そっと、気づかれないくらいにさりげなく、横顔を見ながら言ってみる。
澪ちゃんはふっと微笑んで、こくりと頷いてくれた。
…優しげな視線に、思わず見惚れた。
さっと後ろを向き、頬に手を当てるとじんわりと熱い。
やっぱり、間違いないのかな
「私も何か手伝おうか?」
ティーカップを持つ私の手に、澪ちゃんの細くて長い指が触れる。
たったそれだけの事で、こんなに体が熱くなってしまう。
「う…ううん、大丈夫。座ってて?」
必死に平静を装って、俯きながら言った。
澪ちゃんは不思議そうに手を離すと、「分かった」と言って椅子に座った。
自分から言ったのに、あっさりと行ってしまった澪ちゃんを残念に思う。
離された手にまだ残る暖かさを感じながら。
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