6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/05/01(日) 13:53:37.96 ID:BZrOIZkM0
風が強いのに開けっ放しにしてある窓から、風が吹く。
紅茶の甘い香りと、微かな緑の匂い。
穏やかでとてもとても幸せな時間に、澪ちゃんと二人っきり。
「澪ちゃんと二人っきりって、初めてだよね?」
そう聞いてみると澪ちゃんは少し考えてから
「そうだな」と頷いた。
私が言って初めて気がついたのか、澪ちゃんは急にそわそわし始めた。
少し伏し目がちに、紅茶を飲む澪ちゃんをじっと見つめる。
やっぱり私の胸は、確かに高鳴っている。
今この瞬間が幸せでしょうがないと、強く思う。
少しだけぬるくなった紅茶の香りを感じ、緩まった口角を隠すためにカップに口をつけた。
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