過去ログ - 箒「私が一夏と結ばれるためには――――」
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170:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/06/30(木) 00:19:54.08 ID:8hCIn4yR0
 喉が砂漠のように干上がり、視界から一夏以外が消え失せた。



 そしてようやく気づいた。クローがどれ一つとして《零落白夜》を発動していないことに。



「お生憎様ァ!」

 撃鉄はすでに起こされた。後は引き金を引くだけ。
 鼻先に向けられた死の銃口。
 それから逃れる術など誰も持ち得ない。

「俺のこと好いてくれてる可愛い女の子の前で、負けてやる義理なんてねえんだよぉおおおおおおおおおおおお!!!」

 叫びながらパイルバンカーを何度も打ち込んだ。

 爆音を伴って鉄杭が飛び出し、胸部や肩部の装甲を打ち砕く。

 その度、ガツン! ガツン! と轟音が響いた。

「グ、グォレンダ……!?」
「きっ、きゃあああああああああああああ!」

 唖然とした鈴の声が漏れる。《紫電》はもう元の形状を留めていなかった。パイロットの痛々しい悲鳴が耳をつんざく。


 結局5連打はおろかパイルバンカー16連射ぐらいをして、一夏は完膚なきまでに相手を叩きのめした。





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