過去ログ - 箒「私が一夏と結ばれるためには――――」
1- 20
174:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/06/30(木) 00:31:58.04 ID:8hCIn4yR0
「え?」
「あっ?」

 突き飛ばされた女子生徒も、突き飛ばした一夏も、間抜けな声を上げた。

(――なんで突き飛ばされてるの、私)

(――なんで突き飛ばしたんだよ、俺)



 答えは、刹那の内に降ってきた。


 アリーナの天井が消し飛んだ、そうとしか形容の仕様がない。

 弾けるように吹き飛んだ天井の上。真っ青な快晴を塗りつぶし舞い降りる、黒い巨体。

 人型のそれが肩に構えた二つの大型キャノンの内、片方は砲口から煙が染み出て、もう片方は光がにじみ出ている。
 ――まるで許容量を超え、超過したエネルギーが溢れているように。

「ッ!!」

 何かを叫ぶより速く、何か行動を起こすより速く。

 輝いていた砲口から、《雪羅》目掛けて光が解き放たれた。

 一瞬爆発的に眩い光がぶちまけられ、次の瞬間にはそれが収束し一筋の線を創る。

 回避など不可能。
 一切の抵抗を挟まず、《雪羅》の姿は閃光の中にかき消えた。




<<前のレス[*]次のレス[#]>>
226Res/127.83 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice