過去ログ - 箒「私が一夏と結ばれるためには――――」
1- 20
182:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/07/03(日) 02:46:49.52 ID:pyayVMa20
「『零落白夜』の効果を確認……照合、完全に消しきるには量が多すぎると判明」

 機械的に一夏は言葉を読み上げる。目の焦点は迫り来る光の奔流ではなくさらにその奥、《ツインバレル》本体へ。

「敵ISを確認……シールドエネルギーの総量が一般のものの17倍。
《第二形態・雪羅》での対処は危険。
『部分進化』を提案。……許可。
 背部ウイング『冬閃(とうせん)』を展開。敵ISの攻撃に備える」
『何を……何を言っている!? 一夏ッ!』

 千冬の叫びと同時、《ツインバレル》が動いた。
 一夏が受け止めている方とは違う、もう一本のレーザーの射線をずらす。ちょうど二本が重なり合い、一夏へと激突するように。

「ウイング展開完了。

 作動――『輪廻還向(りんねかんこう)』」

 刹那、光が炸裂した。
 二本の光の奔流が重なった瞬間、勢い負けしたのか一夏の左腕は大きく弾かれた。
 そこへ容赦なくレーザービームが、





 ――――突き刺さらない。




<<前のレス[*]次のレス[#]>>
226Res/127.83 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice