61:1[saga]
2011/05/07(土) 23:56:21.99 ID:vfSFW0/SO
少女「ふぅ、漸く退院だ。窮屈であったが、中々に良い経験をであった」
少女「やはり、人類の医療環境は進んでいるな」
少女「しかし、データを重点にしている節があり、ストレスへの対処はまだまだだ」
少女「命の炎には生きたいという患者自身の意志が大事と判っていて、何故炎の消化剤には目を背けているのだろうな」
少女「人材的不足がどうとか言うが、根本は本当に使えるのかという猜疑だと我は考える」
少女「医療に関わらず、この国は社員や防衛隊員、囚人へのケア不足だ」
少女「我が此処の征服を為したら、まずはそこを改善するとしよう」
少女「笑顔の増加が、そのまま国民全体の心的豊かさになる」
少女「さて、夢語りはこのぐらいにしてこれからの方針を示そうか」
少女「入院中、我は必死に考えた。何をどうすれば組織を大きく出来るかとかな」
少女「結論を言おう。実績作りはしない。地道にスカウトをすることに決めた」
少女「実績を作れば、確かに人は来るだろう。だが、その者の人為はどうだ」
少女「恐らく、安心な傘の下に入りたいとの浅い考えの阿呆が多くなるのではないだろうか」
少女「大した理由も無く良い大学に行きたがったり、大企業に入りたがったりする若者と同じだな」
少女「我は自身の眼を信じる。自ら歩き回った努力を信じる。しっかりと話合った末での印象を信じる」
少女「それに、実績はそうした者達と積み上げた方が美しい」
少女「陳腐だとの自負はある」
少女「だが結構。我が為に働いてくれる者達が親に顔向けの出来ぬ職にすることの方が恥ずかしい」
少女「では、そろそろ行くとするか。お前は鞄に入っておくがいい」
オモゴン「ペロペロ」
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