76:1[saga]
2011/05/10(火) 00:38:47.47 ID:/NkF2tpSO
女ヒール「ハァ、ハァ、此処まで……来れば、大丈夫、だろう……」
少女「ゼェ…ゼェ……」
女ヒール「ハァ……」
少女「フゥ……」
女ヒール「……礼を言おう」
少女「……結構だ」
女ヒール「何故?」
少女「あの行動は善意が先走りしたワケではない。きちんとした思惑有ってのことだ」
女ヒール「そんなことか。悪いが、それは礼を言わぬ理由には成り得ない」
女ヒール「如何様な思惑が在ろうとも、結果として私は独房に閉じ込められずに済んだ。それは変わらぬ」
少女「ふむ。それもそうだな」
女ヒール「だから、言わせて欲しい」
少女「結構だ」
女ヒール「……強情だな」
少女「いや、そうではない。君の意見は道理に通っている。大いに納得出来るし、意地悪で咎めようとは考えん」
少女「ただ、もし我が行動に恩義を感じているならば、別の形で成して欲しく思っている」
女ヒール「良いが、難しいことは出来んぞ?」
少女「分かっている。君の意見を尊重しよう」
少女「では言うが、我が組織に入って頂けないか?」
女ヒール「……え?」
少女「世界征服を企む悪の組織。きちんと給料も出るし、土日祝日は休日にする」
女ヒール「そんなことで良いのか?」
少女「とても人材不足なんだ」
女ヒール「あっ、えっと……その提案は私にとっても魅力的だ」
女ヒール「なにせ、今現在ニートをしている身でな。先程は、食うに困って盗みを働いてしまって、あぁなっていた」
女ヒール「確約は出来ないのだが、私の心としては喜んでお受けしたい」
少女「感謝する」
女ヒール「面接は何時行われるのか教えて貰えるか?」
少女「面接はしない。明日からでも、出社してくれ。詳しい説明や、新人研修はその時に行う」
女ヒール「場所は?」
少女「潟Iナニー大好き おまんこくぱー、で検索してくれ」
女ヒール「!?」
少女「ネットの使えない状況ならば、行こうと思った日に我に電話をくれ。迎えに行こう。これが番号だ」スッ
女ヒール「あ、あぁ……」
少女「では、最後に君のヒールネームを教えて欲しい。自社のパソコンに登録する必要があるからな」
女ヒール「……ヒールネーム?」
少女「無いのか?」
女ヒール「……」コクッ
少女「仕方ない。我が付けておこう。君のヒールネームは>>80」
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