過去ログ - 俺の妹がこんなに可愛いわけがないSSスレ Part.10
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493:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)[saga]
2011/05/25(水) 19:04:42.24 ID:Cy/oB2fP0



桐乃の兄貴と彼氏、そしてマネージャーが同一人物、つまり俺であることが加奈子にバレた、という知らせは既にあやせから聞いていた。
あやせによるとバレてしまったのは俺についての情報だけらしく、桐乃がオタクであるということはいまだバレていないらしい。
桐乃のことを誤魔化すために俺がスケープゴートにされたのではないかという不信感はあるが、まあそれはよしとしよう。
一つ納得できない点がある。


『つーかその桐乃の兄貴が何でマネージャーやってたのかってことはどう説明したんだ?』

『簡単です。お兄さんがオタクだということにしました』

『ちょっと待て。それは一体どういうことだ?』

『つまり、オタクであるお兄さんはコスプレ大会にすごく興味がある。そこで、妹の友達である私に協力してもらい、コスプレ大会の裏方として参加しようとした、と』

『何だその最低野郎!? いくら興味あるからって妹の友達にそんなこと頼むか普通!?』

『はい、その最低野郎がお兄さんだということにしました』

『ひど!!』


まあそういうことだ。
しかし納得できないとは言っても、バレた相手は所詮加奈子。
あんなちんちくりんなどに用は無い。
例えあいつが桐乃と家で遊ぶことはあっても、別に関わることは無いだろう。
俺とアイツは相性が悪い。
下手に誤解を解こうとするより、無関係でいる方がよっぽどいい。


そう思っていたのに、突然アイツは家にやってきた。


「よっ、糞マネ。加奈子様が遊びに来てやったぜ?」

「……はあ?」


大きな荷物を持って、桐乃のいない時間に。


「桐乃はいないぞ」

「知ってるって。確か今日は昼までだったかな」

「は? じゃあ何でこんな早くに来たんだよ」

「何だよ。私が遊んでやろーってのに、嬉しくねーのかよ?」


加奈子は勝手知ったると言った感じで、ずかずかと家に上がり込んでくる。
遊ぶと言ったって。
俺はお前と遊ぶ気などないし、そもそも一体何をして遊ぶというのだ。
話の話題は間違いなく合わないし、趣味もそうだろう。
こいつがシスカリの特訓やエロゲをしたいというのなら別だが……。
しかしこう書くと、まるで俺が重度のエロゲオタクみたいだ。
いやいや、それは違う……と思った時点で、一つの共通点が思い浮かんだ。





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