13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東)
2011/05/05(木) 22:12:50.90 ID:RHDAloaAO
「梓ー聞いてる?」
ケータイの向こうで純が声を出す。
14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東)[sage]
2011/05/05(木) 22:13:45.87 ID:RHDAloaAO
純「…まあいいけど、憂の家覚えてるの?こっち久しぶりじゃん」
確かに久しぶりだなとは思う。 わたしは大学をでたあと、桜ヶ丘のある企業に勤めた。それから、少しして、転勤になったのだ。悪い意味ではなく、俗に言う本社転勤ってやつだ。
15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東)[sage]
2011/05/05(木) 22:14:32.34 ID:RHDAloaAO
純「それに、わたしのいった大学より下じゃん」
梓「切るよ?」
純「電話?」
16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東)[sage]
2011/05/05(木) 22:17:04.59 ID:RHDAloaAO
「せんぱーい、また部長怒ってますよぉ」
後輩が私の肩をこづく。
私たちの会社は二人一組で仕事をこなす。私の相方がこの後輩ってわけだ。
17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東)[sage]
2011/05/05(木) 22:17:53.07 ID:RHDAloaAO
後輩「そういえば、知ってます?駅前に新しくできたカフェ」
澪「ああ、聞いたことはあるよ。行ったことはないけどな」
18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東)[sage]
2011/05/05(木) 22:18:35.06 ID:RHDAloaAO
澪「はぁ、私はそんなふうに見えるのか?どうすればいいかな?」
後輩「そんなの知りませんよぉー」
後輩「あっ今日この後飲み会あるんできます?」
19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東)[sage]
2011/05/05(木) 22:20:54.67 ID:RHDAloaAO
「琴吹さんこれでよろしいでしょうか?」
部下が私に確認を求めてくる。
紬「えーと…いいんじゃないかしら」
20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東)[sage]
2011/05/05(木) 22:21:33.13 ID:RHDAloaAO
どうしてこうなったのかしら?私はポーチについた、ティーカップのストラップに触れる。
私は大学を出たあと、お父様の力に頼りたくなくて、自分で就職先を探し、その一つに入社する事ができた。
はじめは仕事はつらかったけど、慣れてくると楽しいものがあり、どんどん成果を出していった。
そのうち、私の仕事が認められ、海外への配属が決まった。みんなと離れるのは嫌だったけど、わがままも言ってられなくて海外へと渡った。
21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東)[sage]
2011/05/05(木) 22:22:38.76 ID:RHDAloaAO
紬「私に足りないものはどこへ行ったのかしら」
気づくと声に出ていた。そこで彼は、お前は金も地位も持っていて十分じゃないかと言ってもよかったのかもしれない。だけど、彼はこう言った。
部下「誰にでも、足りないもの1つや2つありますよ」
22:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/05/06(金) 04:41:29.48 ID:kU9bl5REP
見てる
23:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東)[sage]
2011/05/06(金) 20:05:05.37 ID:SbT9Q5wAO
〜三年前 春!〜
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