754:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/08/17(水) 21:41:23.86 ID:qWjAzS6io
改めて、彼女の亡骸に目を落とす。
そして――ようやく気付いた。
その場に似つかわしくない、もう一つのものが落ちていることに。
つややかな白磁のティーカップ。
ほむら「……?」
振り返ってみると、彼のそばにも同じものがもう一つ。
こちらには中身が――真紅の液体が、湯気を立たせて揺れている。
QB「……。マミだよ」
私の視線を受けてか、彼はぽつりとつぶやいた。
QB「彼女が最後に出してくれたんだ」
ほむら「……」
なるほど。
言われてみれば確かに、かすかだけれど彼女の魔力を感じる。
しかし当の本人が逝ってしまったのに残っているというのは、どういう奇跡なのか。
QB「……わけがわからないよ。僕は、そんなつもりで言ったんじゃないのに」
QB「こんなことさえしなければ、君が来るまでもっていたかも知れないのに」
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