過去ログ - 上条「よう、ラリラリ!」美琴「らりらりらりゅうううううううう!!」
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363:ラリラリ ◆IgJDZoCsoc[saga]
2011/06/01(水) 19:39:10.18 ID:2aW+KPsX0
もともとない頭を必死にフル回転させる。
無能力者としてスキルアウトというグループに入り、色々な機械をいじって来たが、頭が良いわけではない。
持っている知識を総動員させ、応用を利かせ、そこから活路を見出す。
枠に囚われない柔軟な発想と、ギリギリで発揮される度胸こそが浜面仕上の最大の能力である。

かのレベル5麦野沈利を倒したときもそうだった。
数少ない手持ちをフル活用して戦ったのだ。

浜面仕上は考える。
こちらの手持ちは無能力者で特筆すべき力のない俺、それとかつて最強だった男。
もともと一人で何とかするつもりではあった、具体的な案はなくとも。
滝壺理后という恋人を守るため、そしてアイテムを守るために。


そこにかつて共闘した戦友が援護に来た。
これで勝たねばどうする。
考えろ、あの駆動鎧の弱点を考えろ。

浜面「(人為的に機械にエラーを起こさせる手段はいくつかある。簡単なのは衝撃を与えて、行動不能にすること)」

浜面「(でもそれは学園都市製の機械である以上、たいした装備のない俺たちが外部からの衝撃で攻撃するのは不可能だ)」

浜面「(次に考えられるのは電波の妨害。情報を共有して戦ってるなら、一つでも破壊して動きを止めれば全体に影響があるはずだ)」

浜面「(チャフでも携帯してれば話は別だったんだけどな……。あとはそれこそ超電磁砲くらい強力な電気系統の能力者が居れば)」

浜面「(だめだ、ないものを考えても意味がない。俺たちができるのは何だ。動くこと、走ること)」

浜面「(体を使ってエラーを起こさせるんだ。エラー、遂行できない命令を送ることさえできればいいんだ)」

浜面「(何も難しいことはしなくて良い、できないことをやらせようとするだけだ)」

浜面「なあ、やれとやれと言われてできないことは何だ? 矛盾するようなことを機械に命令させたい」

ウィリアム「漠然とした質問であるが、答えは簡単である。しかもそれは貴様が今口にしたものである」

浜面「??」

ウィリアム「矛盾、である」

浜面「っ! そうか!」


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