159:BENPERがお送りします[sage saga]
2011/05/15(日) 22:01:43.69 ID:t4dxBEcio
バサッ
恭子「格好いいだろう? サモトラケのニケーみたいで」
さやか「あ……あ…………」
恭子「さやか、相変わらずキミは一人ノアの大洪水だね」
さやか「……うあ……うあ」
さやか「(天使……やっぱり恭介は私の天使でいてくれる……。
……救済……慈悲……こんな私でも、まだ天使が見える……)」
杏子「……さもとらけなんざ知らねー。アタシにはアヒルか何かにしか見えん。
オマエは今日から、すけこ☆ダックだ」
恭子「粒あんの入ったハエ取り草がアヒルに昇進した! うれしい!」
杏子「……もう片方の腕はどーした。一石二鳥なんて器用な事、アタシはやってないぞ」
恭子「自分で」
杏子「正気か。それとも、それがテメェの覚悟なんて言いたいのか」
恭子「一つの証明です。僕こそ器用なマネなんてできない。
口先も通じないなら、もう搦め手しか……できない。頑張って、これだけです。
ズルしかできないのは、ズルイどころじゃない。弱いだけです」
杏子「なんで、やんなかった。アタシの注意がそこの足手まといに行ってるうちに」
恭子「さやかを巻き込む可能性があった。さやかが死んだら困る」
さやか「……きょうすけ……」
杏子「甘ェ。ダセェ。弱ェ。弱ェくせに……頑張るだけで、ここまでするのか」
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