603:すけこ☆マギカ[sage saga]
2011/06/18(土) 20:57:52.21 ID:A41fcqI7o
恭子「しなければよかった、なんて。ありふれた悩みを言うね。それでも魔法少女界一のイレギュラーかい?
そんなの、世界中の赤子が言ってるよ。生まれて。泣いて。目を開いて。乳を吸って。歯が生えて。
やれ離乳食だ、わあ知育玩具なんてものも出てきた。休む暇もない」
ほむら「ううう……」
恭子「だからその度、泣き叫んで……ああ、君は赤子に戻りたいのか?」
ほむら「私は繰り返してきた。私にはまどかを救えない。よくわかった。もう嫌。……解放されたい」
恭子「救いたくないでござる?」
ほむら「救えないでござる」
恭子「まどかさんを殺せば?」
ほむら「それが出来なかったから! 出来ない。何度繰り返したって、無理……」
恭子「じゃ、今回くらい、死んだ事にしてしまおう」
ほむら「……意味がわからないわ」
恭子「まどかさん一家は死にました。はい、チーン」
ほむら「……ママゴトをしろ、と言うの?」
恭子「赤ん坊に未来を説くほど無駄な事は、ないじゃない。──ほら、ほむらさんのターン」
ほむら「まどかが死んじゃった。えーんえーん」
恭子「ちがうわ、このパープリン! ゲル脳みそ! 君は転入してきたばかり、まどかさんとそこまで親しいもんか!
コミュ障の君が、どんな世界、どんな時間でも、まどかさんの友達になれるって!?」
ほむら「そ、そっか。私は……まどか……鹿目さんとは、本来、友達になれたほうがおかしいのよ。
そうよ最初から。もしも、まどかのほうから話しかけてこなかったら……きっと、私」
恭子「それを踏まえて、はい!」
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