843:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage_saga]
2011/09/08(木) 00:01:02.78 ID:6cJc+TVko
公爵「軍に入りたいという希望を聞いて、
迷ったが許可を出したのは、
人の死にある程度でも慣れることができればと、
これも一つの親心で思ったからだ」
家宰「いらぬ世話を焼いた人間がいたようですがな」
公爵「そうだな。おかげで、大した意味はなかった」
家宰「しかし、そこまでして、
お嬢様に人の死になれさせる必要は、
無かったのではありませんか?」
公爵「人を統べる者とは、ソレそのものが赦免状なのだ。
兵士達が人を殺すのではない。
兵士達を道具として使う貴族が人を殺すのだ。
だからこそ兵士は、人を殺すことが『赦される』」
家宰(私の生きている間に三度、この島は兵を派遣し、
公爵様はその全てで兵と共に、
前線へと赴いていらっしゃった。
私に家を任されて行かれたが、
そこで、何を見たのか。何を感ぜられたのか)
公爵「敵も、そして味方も、
さらには敵でも味方でもない民も殺すのだ。
守りたいと願う命さえ、
必要とあれば死地に送り出す事をせねばならない」
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