844:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage_saga]
2011/09/08(木) 00:04:23.66 ID:6cJc+TVko
家宰「……」
公爵「そしてそれを全て、
この一個の意思で行わなければならない。
それが貴族としての、義務の一つだ」
家宰「それは、お嬢様には、厳しい事でしょう」
公爵「……私もそう思う。
貴族として教育を受けて、
人の死を見慣れている私でさえ、
二度と見たい光景ではなく、
感じたい嫌悪感ではなかったよ」
家宰「戦場とはそれほどの、光景でしたか」
公爵「あれこそが地獄だ。
司祭や司教達の空想の産物などではない。
あの光景こそ、
悪徳と欲によって作り出された、人が嫌悪すべき物だ」
家宰「…………っ」ぞくっ
公爵「たった一人の死に心が揺れるならば、
おそらくこの先の戦争にはたえきれまい」
家宰「しかし、戦争を避けられる状況ではないと」
1002Res/907.06 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。