845:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage_saga]
2011/09/08(木) 00:09:30.79 ID:6cJc+TVko
公爵「その通りだ。状況にはもう、猶予がない。
此度のあの子の旅について、
少女が死に触れた事を後悔するようならば……」
家宰「っ! ……もしや」
公爵「私は先祖代々守ってきたこの島で、
皆から寄せられた信頼に応えなくてはならないだろう。
たとえ、親として許されない形でも」
家宰「……公爵様」
公爵「これは、私とお前の胸の内だけにとどめる事だ」
家宰「承知しております」
公爵「……本当は、こんな事は考えたくもないよ。
だが、考えて対策をしなければ、
きっと大変な事になる。
人が、大勢死んでしまうかもしれない」
家宰「はい。」
公爵「もし私の心が揺れて、
取り戻しようのない間違いをしそうに……
情にながされて判断しそうになったら、
お前が私の背中を押してくれ。
お前にだから、頼める願いだ」
家宰「かしこまりました、我が主人」
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