過去ログ - 少女「奴隷はもうやだよ……」
1- 20
884:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage_saga]
2011/09/18(日) 00:28:32.38 ID:BCoR2CL1o
司祭「ふん。十字軍のための犠牲となれるのだぞ。
 それを喜べない者がいようはずもないだろう」

青年「……狂ってる」

司祭「狂っておるのは貴様であろう、青年よ。
 この程度の『道理』も判らぬとはな。
 して、どうする。
 騎士団長が、この任務に貴様を推薦したのだ。
 断ってくれても良いぞ」

青年「騎士団長」

騎士団長「私は……君に任せる事が、
 良い結果につながるだろうと判断したため、
 この任務に推薦しただけだ
 だが、望まないものを押しつけるほどでは無い。
 手柄を欲しがっている者は、多い」じっ

青年「…………ッ。かしこまりました。
 マータ騎士団ディオイツ分隊所属、
 副分団長として、三番艦隊を率い、
 リベルタ公国への交渉、
 及び必要時の鎮圧を目的に出動いたします」

騎士団長「うむ、任せた」

青年「では早速、糧食の準備を終え次第、出発します」

青年 ざっざっざ……

 ぱたん

司祭「……ふむ。騎士団長殿」

騎士団長「なにか」

司祭「彼は本当に、大丈夫、なのですよねぇ?」

騎士団長「……勿論です」

司祭「ああそれは良かった。
 では、安心して、あなたに、お任せいたします。
 勇ましき我らが十字軍への嚆矢!
 その道を、切り開いてくだされよ」にぃ

騎士団長「……わかっていますとも」

司祭「では、失礼いたしますよ」いそいそ

 ぱたん

騎士団長「く、この身の、なんと不自由な事か……ッ」

騎士団長「我らが教会が、
 押し込まれているのもまた当然のことだろう。
 ローディオス島で見せつけられた、
 かの帝王――大帝の余裕の有った事よ」

騎士団長「だが、負けるワケにはいかん。
 我らが父祖の地を奪われ、
 この地に移り住んで幾星霜……
 騎士団の名誉を取り戻すのだ」

騎士団長「……青年。
 私はかつての名誉へ手を伸ばす。
 お前は、この先の名誉のために、手を伸ばせ。
 その背中は押してくれよう」

騎士団長「任せたぞ。
 若き『鋼鉄の騎士』よ……」




<<前のレス[*]次のレス[#]>>
1002Res/907.06 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice