過去ログ - 少女「奴隷はもうやだよ……」
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919:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage_saga]
2011/09/24(土) 23:30:54.88 ID:Y4SPWTf2o
双子姉「ッ……」

赤毛「2っくん。
 次に会ったときに、白髪さんが、
 自分のせいで怪我したって知ったら、怒るわよ?」

子供2「……」ぐっ

赤毛「ムダな怪我なんかしてんじゃねぇ。
 なんてね」

子供2「む、ムダじゃないってば!」

赤毛「男の子なんだから、
 私はケガの一つや二つじゃ、文句を言わないわよ。
 でも、ケガして訓練できなくなったら、
 また戻るのに時間がかかるのよ?
 そうしたらまた、強くなるまで時間が必要になる。
 それは嫌なんでしょ?」

子供2「……うん」

赤毛「じゃ、あんまりムリはしないこと。
 ただがむしゃらに『頑張る』んじゃなくて、
 目標を持った努力をしなさいな。
 さ、ちょっと冷めちゃったと思うけど、
 ご飯にしましょ!」にこっ

双子姉「はーいっ♪」

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 夜 パリウガ町長宅

子供2「それじゃ、おやすみなさいーい……」よろり

赤毛「はい、お休みなさい」にこ

双子姉「良い夢みれるといいねっ」にぱっ

子供2「……うん」にこ

 ぱたん

双子姉「うにゃー。やっぱりムリあるよー」

赤毛「白髪さんのこと?」

双子姉「うんうん。
 へんな方向で思い詰めてる気がしてね」

赤毛「……あの子も、いずれ自分で気がつくわ。
 それまでは私がみてるから、大丈夫よ」にこ

双子姉「でも、嘘ついてるの、辛くない?」

赤毛「大丈夫よ。
 優しい嘘と不思議な秘密が、
 女を女らしくするのよ?」にこ

双子姉「あはは、心のメモ帳に書いとこうかな」

赤毛「……あらためて、ありがとうね、双子姉ちゃん。
 町の子供達に訓練してくれたり、
 うちの子も見てくれたり」

双子姉「大丈夫、あたしの訓練を一緒にやってるだけ、
 みたいな感じだからね」にぱ

赤毛「本当は町の兵隊さんに任せられたらいいのに、
 うちの子が騎士団の剣を習いたいなんて言って。
 他の子まで、そっちのが格好良さそうだからなんて、
 あなたに弟子入りするし……」

双子姉「あはは……。
 びっくりしちゃったよ。
 白髪のおっちゃんとか、くろちゃんに比べて、
 まだまだだから、気が引けるんだけどね。
 でも、兵士の人に訓練とか聞きながらやってるから、
 間違ってはいないと思うんだよ!」



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