過去ログ - 少女「奴隷はもうやだよ……」
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918:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage_saga]
2011/09/24(土) 23:30:14.47 ID:Y4SPWTf2o
子供3「……もういいぜ、帰ろう。
 こうなったらコイツ、諦めねぇよ」

子供4「だな。じゃ、せんせー、また今度な」

双子姉「うん。もう暗いから気をつけて。
 次は三日後だよっ!」

子供達「「「はーいっ」」」

 とことこ

子供2「……」びゅんっ、びゅんっ

 ◆ ◆ ◆ ◆ ◆

子供2「……ふ、はぁっ」からん

双子姉「おつかれさま。はい、水とお塩」

子供2「んく、んく……ぷはぁっ。ぜー、はー」

 とことこ

赤毛「二人とも、ご飯ができたわよ」にこ

双子姉「あ、遅くなってごめんなさいっ」へこ

赤毛「こちらこそごめんなさいね。
 他の子は終わらせたのに、
 この子のせいでこんな時間まで付き合わせて」

双子姉「あたしはいいけど、
 2ぃくんはちょっとがんばりすぎっ!
 このままじゃ大けがしちゃうよっ」

子供2「……ぜ、は」じっ

双子姉「じっと見てもダメだよ。
 あたしも白髪のおっちゃんとかくろちゃんに、
 騎士団の剣術教えてもらって、
 最初は振れる回数が増えるだけで楽しかったから、
 そういう気持ちはわけるけどさ」

子供2「ちがう……よ」

赤毛「……」

子供2「楽しくて、剣を、振るんじゃないよ」

双子姉「……まだ、夢に見るの?」

子供2「まだ、見るよ。
 だって、僕の前で、真っ赤になって……ッ。
 せめて、白髪さんが旅に出る前に、
 謝らせてくれたら良かったのに……」

双子姉「……」

子供2「大丈夫だと思ったんだよ。
 あのとき、白髪さんに言われた通りに、
 頑張って訓練してたから、
 1っちゃん守りながら、逃げるくらいはできるって!
 なのに、怖くて足がすくんで動けなくなって、
 白髪さんに、かばわれて」

双子姉「気持ちは分かるけど……
 それで怪我したらダメだよ」

子供2「でも、」

双子姉「でもじゃないって。
 2ぃくんが使ってるのは剣なんだよ?
 刃引きはしたけど、鈍器として人を殺せるんだから。
 ムリして、へたしたら死んじゃうんだよ。
 そうしたら、白髪のおっちゃんが」

赤毛「双子姉ちゃんっ」



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