過去ログ - 少女「奴隷はもうやだよ……」
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966:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage_saga]
2011/09/25(日) 00:05:54.76 ID:odomHPFPo
家宰「かしこまりました」たたっ……

男「俺は双子妹を連れて、騎士団の後ろに回り込む。
 連中はまず港を狙うはずだ、なんとしても食い止め、
 島の軍が動けるようにしてみせよう」

公女「後ろに回り込むって、どうするの?」

男「うちの船は島の港に泊められないからな、
 少し離れた場所に待機させて、
 裏の小さな入り江から上陸してきたんだ。
 今ならまだ、気づかれずに合流できるだろう」

公女「じゃあ、側面支援は任せたから。
 軍の人には攻撃しないように伝えておくね」

男「頼んだぞ。だが1対11だ。
 それほど時間は稼げんからな」

公女「うん。……あ、そのっ」

男「なんだ」

公女「……帰って来たら、話しが」

男「俺もある。ムリをするな。危ないと思ったら逃げろ」

男 だだっ

公女「……私は」ぐっ

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  朝  公爵私室

 こんこんこん……がちゃ

公女「お父さん」

公爵 じっ

公女「喋れる? 平気?」

公爵「……まかせ、すま、」

公女「大丈夫。私に任せて」

公爵 ……こくり

公女「ただ、お父さんには悪いと思うけど、
 この屋敷を怪我とかした人に開放するから」

公爵 にこ

公女「それじゃ、ごめん。いくね」たたっ

 ばたん

公爵「……皆を、頼む……っ、げほっ、げほっ……」

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  朝 リベルタ軍基地

軍幹部B「いいかてめぇらぁ!
 お前達は街区の避難誘導だ。
 派手じゃねぇからって手ぇ抜くなよ!
 装備は軽装で、三人一組で行動しろ。
 暴れる奴がいたら、殴って寝かせてから連れてこい!」

兵士達「「「了解っ」」」

 ざっざっざっざ……

軍幹部A「君たちは砲台に向かってくれ。
 おそらく敵も集中して狙ってくるだろう。
 最も危険な場所だ。
 だから私は言わなければならない。

 親や家族、恋人、友人、皆を守れ!
 守るために、死んでくれ!
 弾幕を絶やすな、仲間と故郷を守ってくれっ!」


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