過去ログ - 奈々子「高須君の彼女なんだよ。」
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7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage]
2011/05/16(月) 14:33:49.09 ID:wcwGkRoho
「ごめん、ごめん。もうそんなに怒らなくてもいいじゃん。
こりゃ奈々子が思ってる以上に重症かもね。」
気がつけば学校はもうすぐだった。もうすぐ彼に会えると思うと自然と足取りは軽くなる。
そんな時後ろから彼の声が聞こえた。
「だ・か・ら!俺は最初にいっただろうがっ!米は2合しか焚いてねえって。
お前が馬鹿みたいに喰うからすぐなくなっちまっただけだ!」
「うるさいわね!ご主人様に向かって馬鹿って。
そっくりそのままあんたに返すわ。このバ・カ・犬!」
挨拶をしようと振り向いた私には一体なにがなんだか分からなかった。
彼と一緒に歩いてくるのは「手乗りタイガー」こと逢坂大河。
なんだか知らないが喧嘩をしているようだ。
本当は優しい人だと知っていても
この二人の喧嘩は見ていてクるものがある。
ここでひるんでたりしてたら高須君と仲良くなんかなれない。
奈々子はそう思って思い切って話しかけてみた。
「おはよう。高須君。昨日は楽しかったわ。」
「だいたいお前はなあ・・・ん?ああ香椎さん。おはよう。
俺も昨日は料理の話とかできて楽しかったよ。」
「あぁ?昨日?なんかあったの?
ってかだれよこいつ。」
(クラスメートでしょ・・・名前くらいは覚えてくれててもいいんじゃないかな・・・)
そう思う奈々子であったがあの手乗りタイガーにそれをいう勇気はまだなかった。
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