過去ログ - 杏子「殴ってもわからねぇバカとなりゃ…もうアレするしかないよね!」
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1:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga]
2011/05/17(火) 20:16:59.94 ID:nKvvLiTd0


まどかは────。

いま不安そうに二人の魔法少女を見ていた。
そして自分の無力さをかみ締めていた。


つい先日、魔女に殺されそうになったまどかを、すんでのところで救ったのは、
クラスメートの親友のさやかだった。

ついキュゥべえと契約して魔法少女になったばかりのさやかは───その初めての魔女狩り、見滝原の街の
路地裏で出くわした使い魔を倒そうとした最中、現れた謎の魔法少女──赤髪の佐倉杏子と言い争いになっていた。


いや、言い争いならまだいい。
今にも喧嘩まではじめそうな勢いだ。


「魔女に襲われる人たちを、あんた、見殺しにするっていうの!?」


そこから始まった二人の固執は止まらず、考え方の異なる二人の魔法少女は、ついにまどかが恐れていた事態に
突入してしまい、剣と槍が交わり二人の魔法少女は喧嘩を始めてしまった。


そしてまどかはそれを端から見守っていることしかできない。
生身の少女が、槍と剣で戦う殺し合いに介入できるはずもないけれど、それでもまどかは自分の無力さを
かみ締めずにはいられなかった。


まどか達二人の前にいきなり現れた赤髪の魔法少女──佐倉杏子──は、つい昨日契約したばかりのさやかとは違い、
かなりのベテランの魔法少女で経験も段違いのようだ。

はじまった喧嘩はほとんど一方的で、さやかは戦うたびに痛めつけられていく。


それでもさやかは戦いをやめない。彼女自身が譲らない。そしてますます深みにはまるように、
もっと傷を増やしていく。

何度闘っても槍に打ち負けてしまう。



2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga]
2011/05/17(火) 20:18:07.53 ID:nKvvLiTd0
そしてまどかは───本当に最悪の事態にコトが運ぼうとしていることを悟った───。



「言って聞かせてもわからねぇ」
以下略



3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga]
2011/05/17(火) 20:19:34.20 ID:nKvvLiTd0
1.1


 魔法少女   まどか☆マギカ
 puella magi
以下略



4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga]
2011/05/17(火) 20:24:10.28 ID:nKvvLiTd0


アレという、二人の間に何かの了解があり、杏子についていくように移動を始めたさやかを
慌ててまどかは呼び止めた。

以下略



5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga]
2011/05/17(火) 20:24:49.71 ID:nKvvLiTd0
「あっはは。おめでたいねえ」杏子が槍を床に突き立てて喋る。「お涙頂戴ちゃんか。アンタ。超うぜえ」


それかせフッと不適に笑って言う。

以下略



6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga]
2011/05/17(火) 20:27:25.61 ID:nKvvLiTd0


「ふー。ついた。ここだ」

と、杏子は言った。「はいんな!遠慮ならいらねーぜ」
以下略



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