過去ログ - 杏子「殴ってもわからねぇバカとなりゃ…もうアレするしかないよね!」
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7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga]
2011/05/17(火) 20:30:31.51 ID:nKvvLiTd0


マンションの一室は、確かに杏子の言ったとおり、明かりはついていなかった。
とはいえ、まど日の落ちていない夕日の光が差し込み、部屋の中はまだ赤色に明るい。


その部屋に、予想もしなかった人物が正座してそこに佇んでいた。


「よー、マミ!」と杏子は、高らかな声でその人物に語りかけた。「待たせたな。むかつくヤツら連れてきてやったよ」


「マ…マミさん!?」

さやかとまどかの驚く声が重なった。

無理もない。今日であったばかりの、敵対する魔法少女の棲家に同じ中学の先輩の魔法少女がいたのだから。


「あら…美樹さん!それに鹿目さんじゃない!」と、マミも少し驚いたように二人の名を呼んで迎えた。

そして指を絡めた両手を口元に添えていたずらっぽく小さく微笑む。「なに…あなた達も今日やりにきたのね?アレを」


マミさんの口からも出る、アレという単語。


今日のマミさん、なんか悪役の人みたいだよぉ…。と、まどかは内心少し怯えながら思った。
気づいたらさやかの背中に隠れるようにしている自分がいた。


「フフ。今日はなかなか面白い展開になりそうね。」

と、マミは嬉しそうにいった。かわいい後輩二人の登場に、はりきっているようだ。
だがその瞳には何か企んでいるような、どこか怪しさも感じられる。


というか。あれ?マミさん、その座っている卓…。
初めて変だなとまどかが思ったのは、その時だった。


「佐倉さん?今日こそ勝たせてもらうわよ」と、マミは言った。


「はん。臨むところだ。昨日は大差だったったからなあ。今晩こそちょっとは楽しませてくれねーと。
退屈すぎてもなんだしさー。」


そう杏子はいい、マミと対面する卓に座る。
座ったまま振り向いて、後ろの入り口で固まってる二人に声をかける。


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