過去ログ - フレンダ「結局、全部幻想だった、って訳よ」
1- 20
103:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/06/07(火) 23:18:44.29 ID:5sY57bXOo
 入ってきたのはショートヘアーの活発そうな少女。勿論腕には腕章が付いている。
 その見た目通り、元気の良いよく通る声でハキハキと言う。

「ちわーっ、新聞の集金でーす」

「お婆さん、もうあげたでしょ」

「痴呆じゃないやい!というかお婆さんが回収しにくる新聞集金ってどんなさ!?」

 フレンダは手の中でカップを転がしつつ、それを見て僅かに微笑む。
 これはもはやこの支部の恒例コントのようなものだ。他にもメンバーはいるが、息のぴったり合うのはこの二人ぐらいのものだろう。
 フレンダも最初はいきなり始まったそれに驚いたが、今ではちょっと笑えるほどに慣れていた。
 それも今日で見納めかと思うと少しながら寂しくなる。だからこその微笑み。
 そんなシンミリとしたフレンダを入ってきた少女はようやく視界に捉えて、同時にあれ?というような顔をした。

「……あれ、フレンダ?どうしてここに?」

「フレンダちゃん、今度から第七に行くから、遊びに来たんだって」

「いや、そうじゃなくて――さっき表の道路にいたじゃん」

フレンダ「?」

 フレンダはぽかん、と呆けて彼女を見つめた。
 それに答えるように『いや、だからさ』、と彼女は紡ぐ。

「さっき、表の道路で歩いてたじゃん。金髪にベレー帽だったからフレンダに間違いないって思ったんだけど……おっかしいなぁ」

「見間違えじゃないの?」

「いやいや、絶対そうだって!この2.0の眼が確認した!」


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
1002Res/697.23 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice