過去ログ - フレンダ「結局、全部幻想だった、って訳よ」
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38:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/05/22(日) 22:21:11.50 ID:E0rlQyC3o
青ピ「こ……こ……」

 青ピの顔に影がさし、本人の身体は薬物中毒者のように震える。
 そして上条と土御門は青ピが漏らした音を雄武返しで聞き返す。

上条「こ?」 土御門「こ?」

青ピ「この、ドクサレ共がァ――――――――――――ッ!!!」

 身長180を超える巨漢は眼を光らせて自らをからかう金髪とつんつん頭をそのターゲットとして捉える。
 そしてその腕をぶんぶんと振り回す!
 だが対する二人もそう簡単にやられるわけではない。
 上条は素早く椅子から立ち上がり距離をとって、土御門は至近距離でも冷静に腕の動きを見切って避け、それから距離を取る。
 しかし、一度回避された程度で収まる怒りではなく、教室内で二人を同時に追いかけ始める。
 これが月読小萌が新たに持った学級の三バカ――後のデルタフォース――が起こした初めての事件である。


 ■   □   ■


 『鬼ごっこ』によってなぎ倒された机を元の状態に戻し、そして再び上条は席に座って二人がその席に寄る。
 先程はこの状態からいきなりアレが始まったというのにまだクラス内で談笑しているグループがあるところを見ると、学園都市の常識はやっぱりズレているらしい。

上条「そんで、『意外とそうでもなかったりする』ってどういうことだったんだ?」

土御門「ああ、それはな……高校生活の青春っていうのは、クラス内だけでは決まらないって意味だぜい」

上条「? どういうことだ?」

青ピ「つまり、早い話ナンパしようっちゅー訳やな」

 なるほど、と上条は手を打つ。
 確かにクラスの女子と話したり遊んだりするのも青春の一つの形だが、別にそれは他校の生徒とでも成立はする。
 例えそれが中学生だったり大学生だったとしても、その中間である高校生なら特別問題はないといえるだろう。


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