過去ログ - フレンダ「結局、全部幻想だった、って訳よ」
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817:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/10/14(日) 01:20:49.04 ID:qq5BMiuBo
 デリカシーのない発言に嘆息を吐きつつ。
 美琴は腕を組んで片目を閉じ、もう片目で上条を流し見る。

御坂「逆にアンタこそ何してんのよ? アンタも昼ご飯?」

 もしそうなら一緒にゴニョゴニョと聞こえない言葉はさておき。
 上条は『あー』だの、『うー』だの、歯切れの悪い生返事を並べ、まぁいいか、とでもいうように口を開く。

上条「いや、ちょっと考え事」

御坂「アンタが? 珍しいこともあるもんね」

上条「失礼な! 上条さんだって極普通の男子高校生、そりゃあ悩み事の一つや二つありますとも!」

 別に美琴は上条に悩みがないといっているわけではなく、悩みがあったとしても後先考えずに突進しそうだと言いたいだけなのだが。
 それを言ったところで場が乱れるだけだしと胸の奥にそっと閉まっておく。

御坂「それで?」

 はぁ、とまたもや溜息を吐きつつ言われたそれに、上条は『?』を頭上へ浮かべる。

上条「それで……って?」

御坂「だから、その悩みの話よ。 相談ぐらいなら乗るわよ」

 一応世話になってるし、と小さく付け足す。
 しかしやはり都合よく聞こえなかった上条は美琴の言葉の意図を探り、ハッとする。

上条「まさか相談に乗ってやるから昼飯を奢れと!? 自慢じゃないがこの上条当麻、財布の寂しさには自身がありますとのことよ!?」

御坂「誰もそんな事言っとらんだろうが! 勝手に暴走すんなやゴルァ!!」

 バチバチ! と電気が飛び散り、辺りの観光客や生徒は騒然とする。
 一番近くの上条はといえば、やはりさり気なく右手で電撃を打ち消し、無傷でいた。


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