587:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/10/08(土) 22:06:32.80 ID:0NNV7K9wo
「Ah――h――」
ドレスの少女はただの無感情に喉を震わせる。
泣くように。笑うように。――歌うように。
588:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/10/08(土) 22:09:19.49 ID:0NNV7K9wo
彼女の歩みの向かう先には簡素な鉄柵が敷かれている。
だが一箇所だけ外側へ巨大な力で捻じ切られ飴細工のようにぐにゃりと歪曲し引き千切られた空隙がある。
真新しい破壊の痕跡の先にはぽっかりと夜の闇が広がり、暗黒がそこに満ちていた。
589:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga !red_res]
2011/10/08(土) 22:11:17.92 ID:0NNV7K9wo
590:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/10/08(土) 22:12:38.63 ID:0NNV7K9wo
591:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/10/08(土) 22:13:44.15 ID:0NNV7K9wo
――――――――――――――――――――
終幕
『みさかみこと』
592:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/10/08(土) 22:30:55.34 ID:0NNV7K9wo
「それで結局、アンタは何がしたかった訳?」
593:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/10/08(土) 22:31:22.77 ID:0NNV7K9wo
「何も?」
594:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/10/08(土) 22:32:55.89 ID:0NNV7K9wo
「何よそれ。結局、訳分かんない……とも言えないか」
595:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/10/08(土) 22:33:55.99 ID:0NNV7K9wo
「当麻がいない世界なんてどうでもいいわよ」
596:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/10/08(土) 22:34:29.36 ID:0NNV7K9wo
「ああ、つまりアンタは――」
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