過去ログ - 梓「生徒会長直属特殊治安組織『軽音部』……知らんがな」
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2011/05/19(木) 19:03:50.26 ID:1rWkWI6Xo
さわ子「私はマザーの方の作業をするから、この追加パッチはあなたたちで組み込んでちょうだい」
さわ子はそう言うと音楽準備室の物置へと行ってしまった。
梓「…あの、追加パッチって何ですか?」
紬「私たちの『楽器』を並列化してパフォーマンスを底上げするためのプログラムのことね」
澪「魔技をバックアップするために『楽器』とシンクロを繰り返してると、次第に私たちの意識に影響されて
最適化できなくなったり、中枢のマザーが処理しきれなくなることがあるんだ」
紬「それに私たちの魔技は常に進化して特性が変わっていくから、それに対応する必要もあるの。
梓ちゃんのむったんが前に『楽器』の役割を持たせた時は私たちよりも一つ下のバージョンだったけど、
それだと色々と弊害があるから今回の追加パッチをさわ子先生に頼んでおいたのよ」
梓「そうだったんですか…」
梓が説明を受けている時、律と唯は嬉々として自分の『楽器』にソフトを組み込んでいた。
梓「これで私も魔技を使えるように…?」
魔技を身につけるためは『楽器』との共鳴による覚醒が必要だ。
今までもむったんを介して共鳴に挑戦してきた梓だったが、上手くいかなかった。
澪「…それは…分からない」
梓は肩をがっくりと落とした。
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