11: ◆fJz13rtmKU[saga]
2011/05/19(木) 21:46:29.75 ID:w29X2h7N0
「どうしたの? ずっと呼んでいても、返事が無かったんだけど……」
心配そうに、顔を覗き込んでくる。
12: ◆fJz13rtmKU[saga]
2011/05/19(木) 21:54:41.07 ID:w29X2h7N0
カシャン、と分離していた槍が元の形へと戻る。
魔獣を倒し、佇む赤い少女。
佐倉杏子。
13: ◆fJz13rtmKU[saga]
2011/05/19(木) 22:01:52.70 ID:w29X2h7N0
その顔が、癪に障った。
いつもなら、そのまま放っておくところ。
だが、その表情が気に食わなかった。
14: ◆fJz13rtmKU[saga]
2011/05/19(木) 22:06:31.78 ID:w29X2h7N0
ここまで
最初だしもっと書けばいいんだろうけど、ここが区切り良かったので
まあ、思いつきで始めたスレなんで生温かく見守ってくれれば幸いです
15: ◆fJz13rtmKU[saga]
2011/05/20(金) 22:00:16.50 ID:YeabbKM60
「―――まずは食料の確保、これが無いとどうにもならない、OK?」
「おっけー」
16: ◆fJz13rtmKU[saga]
2011/05/20(金) 22:09:26.37 ID:YeabbKM60
「はぁい、いらっしゃいま……あら」
レジに立つ女性が、入ってきた杏子を見て微笑む。
17: ◆fJz13rtmKU[saga]
2011/05/20(金) 22:18:34.25 ID:YeabbKM60
そ、と言って女性は肉まんを専用の容器から取り出す。
「え、え? お金、は……」
18: ◆fJz13rtmKU[saga]
2011/05/20(金) 22:28:58.09 ID:YeabbKM60
「はい、4個ね……本当は、私が世話してあげたいんだけど」
はぁ、と溜息をついた。
19: ◆fJz13rtmKU[saga]
2011/05/20(金) 22:42:39.82 ID:YeabbKM60
「……そうねぇ、杏子ちゃんが命の恩人だからかな?」
「恩、人?」
20: ◆fJz13rtmKU[saga]
2011/05/20(金) 22:49:54.13 ID:YeabbKM60
「……行くぞゆま、こんなオバサンの話聞いてるとお前も老ける」
「あら失礼、まだ28よ?」
21: ◆fJz13rtmKU[saga]
2011/05/20(金) 22:59:38.62 ID:YeabbKM60
数分歩いて、杏子が口を開く。
「さて、もう夜も遅いし、次は宿の話……といきたいけど」
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