73: ◆fJz13rtmKU[saga]
2011/05/23(月) 21:17:07.23 ID:4nmE+42o0
くん、とキリカの鼻が香りに気付く。
薔薇の花や紅茶の香りとは少し違う。
おそらく、これはシャンプーの香り。
よく見れば、髪や肌も少し湿っているのがわかった。
「……織莉子、もしかしてお風呂上がり?」
「ええ、そうね……どうかした?」
「―――襲っちゃうよ?」
「せめて血の匂いを落としてから、ね」
そんなに気になるだろうか、と自分の身体を嗅ぐ。
だが、わからない。
ずっとあんなことをしているのだから、慣れてしまったのだろうか。
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