5: ◆IsBQ15PVtg[sage saga]
2011/05/20(金) 22:27:37.42 ID:l9zYPE7N0
6: ◆IsBQ15PVtg[sage saga]
2011/05/20(金) 22:28:04.58 ID:l9zYPE7N0
両側が抜け落ちていて、人一人が辛うじて渡れそうな幅のスペースが残っている床板。
床を横切る1mほどの裂け目を、床板が橋のように渡っているようにも見える。
7: ◆IsBQ15PVtg[sage saga]
2011/05/20(金) 22:30:53.27 ID:l9zYPE7N0
黒子「何ですの?どういったことが起きていますの?」
目の前で起こったことに考えをめぐらせるが――すぐに止めてしまった。
8: ◆IsBQ15PVtg[sage saga]
2011/05/20(金) 22:31:29.39 ID:l9zYPE7N0
やるべきことは、あゆみを正気に戻すこと。
が、現実として狂った状態の人間を正常に戻すなんていうのは、並大抵のものではない。
それなりの環境や、脳に関する様々な機器も必要だろう。
9: ◆IsBQ15PVtg[sage saga]
2011/05/20(金) 22:32:11.24 ID:l9zYPE7N0
黒子(お守りごときで、篠崎さんが正気に戻るなんて、甚だ疑問ですけど……霊や思念が堂々とうごめいている空間じゃ、ありかもしれないですの)
教室にいた、犠牲者の霊の言葉。
それだけだった。
10: ◆IsBQ15PVtg[sage saga]
2011/05/20(金) 22:32:45.29 ID:l9zYPE7N0
黒子(これまで来た教室には、お守りらしきものなんてなかったですの。とすると、行くのは3階ですわね)
上へと伸びる階段を、キッと睨みつける。
11: ◆IsBQ15PVtg[sage saga]
2011/05/20(金) 22:33:26.14 ID:l9zYPE7N0
登りきった先。
廊下が左の方へと伸びていた。
12: ◆IsBQ15PVtg[sage saga]
2011/05/20(金) 22:34:01.35 ID:l9zYPE7N0
13: ◆IsBQ15PVtg[sage saga]
2011/05/20(金) 22:34:27.70 ID:l9zYPE7N0
14: ◆IsBQ15PVtg[sage saga]
2011/05/20(金) 22:35:05.05 ID:l9zYPE7N0
黒子「まったく……他をあたるしかありませんの?」
ため息をつきながら、入るのを拒んだ引き戸をじっと見つめた。
引き戸の上には【資料室】と書かれた札が掛かっている。
15: ◆IsBQ15PVtg[sage saga]
2011/05/20(金) 22:35:39.27 ID:l9zYPE7N0
それは――戸棚の奥に貼られた、1枚の絵。
古びた画用紙に、クレヨンで描かれている。
ぱっと見で、小学生が書いた絵のようだが――問題は内容だった。
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