833: ◆IsBQ15PVtg[saga sage]
2012/03/25(日) 23:33:55.28 ID:1GUWnw1t0
佐天「ひっ……いいっ……」
息を荒げながら、目をそむける。
すると、足元にあるものが目に入った。
足元で頭を殴られて絶命した少女の亡骸が握っている――一部が焼け焦げたベージュの布。
それはどうやら、ブレザーの焼け残りのようだった。
襟元の形が残っていた。
その横の胸元にあたる箇所には、校章だろうか、何かしらのエンブレムの刺繍が縫い付けられている。
赤地のスペースに、クローバーの模様。
その中には、"J"の文字を象った刺繍。
それは――見たことがあるものだった。
それこそ、いやというぐらいに。
佐天「う、うそ……ああああああああ!!」
――常盤台中学の、校章だった。
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