850: ◆IsBQ15PVtg[saga]
2012/03/25(日) 23:45:24.98 ID:1GUWnw1t0
佐天「はぁ、はぁ、はぁ……てててて……」
呼吸はかなり激しく、そして荒くなってきている。
引き戸の格子を押さえる指先も、踏ん張る足も、いずれも細かく震えているのが、はっきりと見えた。
じっと扉の外を睨みつける顔も、いつしか真っ赤になっている。
直美「…………」
この先どうしたらいいのか、分からない。
佐天と一緒にドアを押さえてもいい。
ただ、それも長くは保たないだろう。
その時、床に1本の木材が落ちているのが目に入る。
一瞬で、はっとする。
そして、すかさずその棒を手に取った。
――やるべきことは、見えていた。
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