934: ◆IsBQ15PVtg[saga sage]
2012/04/21(土) 23:24:06.72 ID:lRPg4H150
美琴「……が……あ……」
いったい、なにがおこったのか。
わからない。
しかし――それが何であるかを視線を移動して確認する――必要はなかった。
??「あふぁふぁ……」
みるみるうちに霞みだす視界。
そこに、この事態を引き起こした原因となるものが飛び込んできた。
上あごより上の部分がもがれた、児童霊。
痛みで苦しむ美琴の目の前に立ちふさがって。
かっと見開いて、涙をあふれさせ、じわじわと充血しだす彼女の瞳に――歯がむきだしになった下あごを近づけて。
小さな両手を伸ばして、美琴の上下の唇を掴むと――一気に引っ張り出した。
さながら――口を無理矢理開けさせるように。
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