過去ログ - 一方「どンなに泣き叫ンだって、それを聞いて駆けつけてくれるヒーローなンざいねェ」
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◆uQ8UYhhD6A
[saga]
2011/05/26(木) 01:32:26.18 ID:KACOPQpWo
―――――
(流石に二回目ともなると、手慣れたもんね)
品雨大学、DNA解析ラボ。
難なくその研究所への侵入を成功させた美琴は、PDAに映し出したこの研究所の詳細な情報を元に行動していた。
(流石に制服のまま不法侵入ってのは無謀だったかしら。
でも監視カメラやセンサーには引っ掛からないように細工したし、警備員の巡回ルートは把握済みだから大丈夫よね)
本当ならその辺りで適当に変装用の服でも購入してからの方が良かったのだろうが、うっかり忘れてしまっていた。
まあ、先程彼女自身がそう言ったようにそこまで気を回す必要もない、ということもあるだろうが。
(前回みたいな時間制限は無いんだし、慎重に行こう。今回失敗しても、見つかりさえしなければ侵入はいつでもできるしね)
そう。一度情報さえ手に入れてしまえば、あとはこっちのものなのだ。
殆ど有り得ないことだが、仮に美琴の能力でも突破できないようなセキュリティが現れたとしても出直してくることができる。
つまり、焦る必要など何処にもない。
だから本当ならもっとちゃんと準備をしてから、かついつでも好きな時に侵入すればそれで良いのだ。
にも関わらず、ろくな準備もできないままに、こんなにも急いでこんな場所に来てしまったのは何故なのか。
(……やっぱり、ずっと知りたかったことだもんね。これでやっと第二位たちの目的も分かるかもしれないんだし)
ずっとずっと探し求めていた情報。
それを掴むことができれば、きっと自分たちはここよりも一歩先に進むことができる。
もしかしたら、この不安定で危うい状況を脱する手段を得られるかもしれない。
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