過去ログ - とあるフラグの天使同盟
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474: ◆3dKAx7itpI[saga]
2011/06/02(木) 22:53:06.50 ID:66NvSJ9Fo


それだけで暴風が吹き荒れ、もはや壊れるところが無くなったビルの残骸にトドメを刺していく。
神の身に発生した異常事態を察知したのか、セトに完膚無きまでに打ちのめされていた悪魔が
ゆっくりと倒れ伏せた体を起き上がらせていた。
以下略



475: ◆3dKAx7itpI[saga]
2011/06/02(木) 22:54:22.81 ID:66NvSJ9Fo


セトはどこか狼狽えているような仕草を見せ、慌てて自分の腹を手で抑えたが。


以下略



476: ◆3dKAx7itpI[saga]
2011/06/02(木) 22:55:51.10 ID:66NvSJ9Fo


上半身まで抜け出ていた一方通行を再び押し込めるためか、セトは信じられない力で
彼の頭を上から押さえつけて飲み込もうとする。

以下略



477: ◆3dKAx7itpI[saga]
2011/06/02(木) 22:57:34.93 ID:66NvSJ9Fo


だがそれが風斬の体を屠ることはなかった。
ギチギチと、まるで何かに抑えつけられているかのように黒翼が震えている。

以下略



478: ◆3dKAx7itpI[saga]
2011/06/02(木) 22:59:56.77 ID:66NvSJ9Fo


セトの力が著しく弱体した事を察知した悪魔もまた、そのまま彼らの
状況を見つめているだけではない。
セトによって芯から破壊された水晶の翼は再生不可能になってしまったため、
以下略



479: ◆3dKAx7itpI[saga]
2011/06/02(木) 23:01:15.91 ID:66NvSJ9Fo


キャーリサが悪魔を止めている間に一方通行は何とかその細い腕の一本を伸ばし、
風斬の手をしっかりと掴んでいた。

以下略



480: ◆3dKAx7itpI[saga]
2011/06/02(木) 23:02:17.44 ID:66NvSJ9Fo


体のバランスが取れなくなったセトはそのまま一方通行ごと全身を地面に預ける形になる。
彼の手を掴んでいた風斬も危うくコケそうになるが、そこでスッと自分の力に抵抗してくる力が無くなった。

以下略



481: ◆3dKAx7itpI[saga]
2011/06/02(木) 23:03:06.39 ID:66NvSJ9Fo


黒い影だけを纏っていたセトの体は、ところどころが純白に染まっていた。
まるでそこにだけ、白いペンキを塗りたくられたかのように。

以下略



482: ◆3dKAx7itpI[saga]
2011/06/02(木) 23:04:23.23 ID:66NvSJ9Fo


「一方通行さん」

「あァ。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
以下略



483: ◆3dKAx7itpI[saga]
2011/06/02(木) 23:05:24.75 ID:66NvSJ9Fo


一方通行の突拍子も無い言葉に驚いたのは神ではなく風斬氷華の方だった。
セトは黙って一方通行の言葉を拝聴する。

以下略



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