483: ◆3dKAx7itpI[saga]
2011/06/02(木) 23:05:24.75 ID:66NvSJ9Fo
一方通行の突拍子も無い言葉に驚いたのは神ではなく風斬氷華の方だった。
セトは黙って一方通行の言葉を拝聴する。
「ただ、オマエも全部見てたンなら分かってると思うが、俺には守るべきヤツが沢山いる。
もォ打ち止めや番外個体、黄泉川や芳川だけじゃねェ。 両手の指でも数えきれねェ、
両腕で抱えても収まりきらねェほどにな。 俺自身はどォ扱ってくれても構わねェが、
そいつらを蔑ろにするよォな事があれば俺はまた容赦なくオマエの土手っ腹をぶち抜くぞ」
「――――・・・・・・・・・・・・―・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・分かったンなら返事するなり頷くなり応答の意を見せやがれ神様。
オマエの中でも言ったが、俺から逃れられると思ってンじゃねェぞ」
セトは肯定も否定もしなかった。
しかしセトも、一方通行の胸中にある強い想いを汲み取ったのか。
ただ神は、薄く笑みを浮かべて、そのまま霞のように現世から姿を消したのだった。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
1002Res/536.54 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。