過去ログ - とあるフラグの天使同盟
1- 20
484: ◆3dKAx7itpI[saga]
2011/06/02(木) 23:06:57.18 ID:66NvSJ9Fo


傍らで安堵の息を吐く風斬。一方通行も注意深く観察しなければ分からないほどの小さなため息をついた。
と、不意にピピッという小さな電子音が一方通行の電極チョーカーから鳴る。
確認すると、セトに吸収された時になぜか制限解除されていたバッテリーの残量が残り一〇分程にまで減っていた。

一方通行は静かに瞼を閉じ、背中に意識を集中させた。
瞬間、彼の背中が勢い良く炸裂する。


「あ・・・・・・・・・・・・」

「ふン。 あの野郎、背中にべったりストーカーコースを選択しやがったか。
 結局いつも通りに戻っちまったって訳だ。 神なら椀飯振舞でもして
 俺に神同等の力を与えてくださるとかそンくらいしたらどォなンだ」


彼の背中には、いつものように黒翼が噴出していた。

ただし、それは"片方のみ"。もう片方には白の翼も混じっている。
片翼は黒、片翼は白という何とも神秘的で、何とも不恰好で、何とも頼もしい姿に彼は成った。
頭上に出現した輪も白と黒のコントラストで彩られていた。

まるで一方通行という少年のこれまでの人生を色で表現しているかのように。




<<前のレス[*]次のレス[#]>>
1002Res/536.54 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice