904: ◆3dKAx7itpI[saga]
2011/06/11(土) 00:37:56.16 ID:yWZotOlgo
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905: ◆3dKAx7itpI[saga]
2011/06/11(土) 00:39:24.79 ID:yWZotOlgo
彼は適当な鉄のパイプの残骸を杖代わりにすると、肩で息をしながら
陥没した地面を駆け登っていく。
まだ全てが終わったと確信できたわけでもないのに、急に全身から力が抜けていくのが分かった。
906: ◆3dKAx7itpI[saga]
2011/06/11(土) 00:40:54.75 ID:yWZotOlgo
一方通行は呼吸をすることも忘れていた。さっきまで学園都市は夜だった。
だがその夜は、ミーシャ=クロイツェフが太陽系の惑星にこれ以上の刺激を与えないようにと
精神をすり減らして『天体制御(アストロインハンド)』を行使し続けていたからだ。
907: ◆3dKAx7itpI[saga]
2011/06/11(土) 00:41:55.43 ID:yWZotOlgo
遠くに見える人影に目を凝らす。風斬氷華だった。
さらに後ろには槍の投擲の余波を考慮して安全な場所まで離れていた魔術師達の姿が窺えた。
908: ◆3dKAx7itpI[saga]
2011/06/11(土) 00:42:36.04 ID:yWZotOlgo
鉄くずの棒切れだけで体を支える一方通行を風斬が慌てて介抱する。
心身ともに限界だった一方通行は風斬にそのまま身を預けた。
909: ◆3dKAx7itpI[saga]
2011/06/11(土) 00:43:51.75 ID:yWZotOlgo
「チッ、見せつけてんじゃねえよクソ共」
「あァ?」
910: ◆3dKAx7itpI[saga]
2011/06/11(土) 00:44:48.91 ID:yWZotOlgo
「その力は第三次世界大戦で失っているのである。 ・・・・・・だが現状、こうして
大天使は顕現している。 引き続き様子を見る他あるまい」
911: ◆3dKAx7itpI[saga]
2011/06/11(土) 00:45:26.71 ID:yWZotOlgo
聖人の視力を発揮して周囲を注意深く見てみるが、どの方向もビルの残骸や
崖のように盛り上がっている地盤が視界を遮ってくるため確認出来なかった。
912: ◆3dKAx7itpI[saga]
2011/06/11(土) 00:46:15.40 ID:yWZotOlgo
「kdpgv貴方lordaf」
「ハッ。 いっちょ前に笑って見せやがって・・・・・・似合わねェってンだよ。
913: ◆3dKAx7itpI[saga]
2011/06/11(土) 00:47:10.90 ID:yWZotOlgo
「ありがとう」
「ンだよさっきから同じ事ばっかり言いやがって。 リピートなンざしなくても、」
914: ◆3dKAx7itpI[saga]
2011/06/11(土) 00:47:50.26 ID:yWZotOlgo
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