過去ログ - とあるフラグの天使同盟
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974: ◆3dKAx7itpI[saga]
2011/06/11(土) 23:23:54.60 ID:yWZotOlgo


言いながら上条は神裂が背負っているぼろ布のような少年を見てギョッとした。
インデックスも彼を見て小さく悲鳴を上げる。この少年は、


「いいから早く!!」

「ま、さか・・・・・・。 ・・・・・・ちくしょう!!」


上条は踵を返すとさっきまでの方向とは真逆に駆け出した。
神裂とステイルも彼の背中を追う。

上条は震える唇を噛み締めていた。
神裂が背負っている少年は間違いなく、『自動書記』の遠隔制御霊装を使用していたあの男だ。
予想通りの結末だった。最悪の結果だった。手遅れ。嫌でも浮かぶその言葉を上条は乱暴に頭を振って払拭する。

インデックスは頻りにその少年の容態を神裂達に尋ねていた。
まだ生きているのか、病院に行けば回復するのか、魔術による治療をここで施せないのか。
再びインデックスの目尻に涙が溜まる。ステイルがそれを見てハッキリと舌打ちをした。

第一九学区の境界付近に待機中の警備員とその車両を発見する。
上条はそこで一旦足を止め、キョロキョロと首を動かした。




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