21:オマエら…べ、別にうれしくなンかねェし!
2011/05/22(日) 00:38:29.61 ID:0kcpvrlfo
昨日訪れたレストラン。
その入口に立つ二人のうち、一人がポツリと愚痴をこぼした。
9982号「で、またこのレストランですか。と、ミサカは一方通行のバラエティの乏しさに残念がります」
一方通行「はン、俺とお前が綺麗な夜景の見えるイタリア料理店でロマンあふれる夜を過ごすってかァ?ありえねェありえねェ」
9982号「バラエティに乏しいと言ったからって、それは極端すぎでしょう……
普通にラーメンとかそば屋とかうどん屋とかあるじゃないですか。
と、ミサカはあなたの想像力を鼻で笑います」
一方通行「チッ、お前も麺類ばっかで他の提案を挙げれてねェじゃねえか」
9982号「麺類を馬鹿にすんなァァ!!!」
一方通行「何その麺類に対するただならぬ愛!?」
・・・
9982号「ところで変な噂を耳にしたんですが」
ズゾゾゾ、と大きな音を立てながらナポリタンを食べる9982号は、一方通行に話しかけた。
一方通行「……行儀が悪ィぞ」
この男、意外と面倒見はいいのかもしれない。
9982号「これは失礼。と、ミサカは淑女っぷりをアピールしつつ静かに食べます」
一方通行「で?噂ってなンだ?」
9982号「ええ、さっきレストランに向かってる道中で少し耳に入った程度ですが。
と、ミサカは記憶をよみがえらせます」
一方通行「人の会話に聞き耳立てるとか、お前も案外俗物なのな」
9982号「ええい黙れ黙れい!……おっと失礼、続けますね。
ここ最近霧が続いていますよね?と、ミサカは確認をとります」
一方通行「そォだな。その霧の予測がたてれねェせいで実験が中断されてるみてェだしな」
9982号「ええ。それでですね、霧に覆われた日の深夜0時に、
テレビに運命の人が映るって話なんですが、どう思いますか?
と、ミサカはワクワクしながらあなたの意見を促します」
一方通行「はン、そンなモンあるわけねェだろォが。樹形図の設計者でも予測出来ねェ事があンだぞ?
なのにテレビごときに運命決められちゃたまったモンじゃねェよ」
9982号「……夢が無いですね。と、ミサカはあなたの冷めっぷりに冷めてみます」
一方通行「むしろ俺なんかについてこられる運命の人なんざいるのかねェ?」
9982号「私とかどうですか?と、ミサカはセクシーポーズをとりながら一方通行を見つめます」
一方通行は、鼻で笑った。
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