過去ログ - とある仮面の一方通行
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22:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/05/22(日) 00:39:51.50 ID:0kcpvrlfo
9982号「無言で笑うだけとか、流石に自信がなくなりますね……
     と、ミサカは自分のプロポーションに絶望します」
 
一方通行「まァ、与太話としてなら上等なンじゃねェの?
      ただし、オチとしてそれは運命の人じゃなくて実は次死ぬ人の予告とかだったらな」
 
9982号「一気にただのホラーと化した!と、ミサカはあなたの想像力に恐怖を隠せません」
 
一方通行「なンか前にそんな感じの話を聞いたことがあンだよ。
      深夜に砂嵐のテレビ見てっとだンだン砂嵐が弱まってくンだ」
 
9982号「ほ、ほほ〜。つ、続きをどうぞ。と、ミサカはビビってねぇしアピールしながら続きを促します」
 
一方通行「で、だ。砂嵐が弱まったと思ったら、突然名簿みたいな感じのテロップが流れだしてよォ、
      最後の一人にあったンだよ。……自分の名前が」
 
9982号「そ、それで?全然怖くねぇし?と、ミサカは声を上ずらせながらも虚勢を張ります」
 
一方通行「したらテロップが消えて元の砂嵐に戻ったンだが、この後どうなったと思う?」
 
9982号「な、何が起こったんですか……?と、ミサカはあまり想像したくないので続きをお願いします」
 
一方通行はゆっくりと両手を広げ、そして一気に手を合わせた。
パンッ、と音が鳴り、その音に恐怖した9982号はヒゥ、と小さく悲鳴を上げた。
この時の一方通行は夏の風物詩、恐怖の語り部稲川淳二には及ばないものの、それに近い程の臨場感を持ち合わせており、
9982号はその異様な空気に当てられたのか、すっかりなみだ目である。
 
一方通行「……そいつがチャンネルを確認すると、NHKだったンだ。
      だから次の日、NHKに問い合わせたらよォ、受診料金未納者一覧が流れただけらしいンだ」
 
9982号「……は?いやいや、はぁ?どういうことですか?
     と、ミサカは若干納得がいかないので尋ねてみます」
 
一方通行「ただの受診料金未納者集を流しただけの話だァ」
 
9982号「ミ、ミ、ミサカの涙を返せェェエエ!!!」

一方通行「それよりどォだった?俺の語り部っぷりはよォ?
      茶うけ話には丁度イイだろォ?」
 
ニヤニヤしながら9982号に尋ねる。一方通行は絶対ドS。逆にドMな一方通行を見たい。
 
9982号「ふざけんなぁ!ホントに怖かったんだぞ!!」
 
一方通行「ハッハ!こいつ語尾が抜けてらァ」
 
ちなみに、そのテロップが次の日の犠牲者リストオチもあったのだが、
あの場で語れば9982号が失禁するのではと懸念した一方通行の優しさが、
NHKオチにさせたのだろう。


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