過去ログ - とある仮面の一方通行
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917: ◆DAbxBtgEsc[saga]
2011/07/26(火) 22:09:14.83 ID:RC+OOi9Lo
だがしかし、あの状況ならどうしようも無かったし、仕方ないか。と考えを切り替えた。
今のうちに「反射の無い自分」に慣れておかなければならないので、反射を切る。

ただ単に桐条グループへ赴くのなら戦闘に入る事はほぼ無いと考えていたので、
反射はそのままで良いと思っていたのだが。

魔術師と関わった今、万が一反射から能力者であるとばれる事は避けたい。

すると、なにやら横から視線を感じる。
その方向を向くと、オルソラがジーッとこちらを見ていた。

「なンだよ」

「いえ、ボーっとしておられるようでしたので、
ひょっとしたらこの暑さに負けてしまわれたのではと思ったのでございますよ」

「……俺ァどっちかって言うと、お前の服装を見てる方が暑くなっちまうよ」

真黒黒助だった。
どう考えても、熱がこもるだろう。よくもまあそんな恰好で居られるものだ。
そんな一方通行の言葉に対してニコッと笑みを浮かべ、オルソラは語る。

「はぁ。肉の苦など心の痛みに比べたらどうということはございませんから」

「……笑顔でマゾ宣言してンなよ」

「あの、学園都市にはこのバスに乗って行けばよろしいのでしょうか?」

「あァ、そォだ。まァ学園都市っつっても学園都市(桐)だけどなァ」

「成程……あら?鈴科さん」

「なン……」

一方通行がオルソラの問いかけに返答しようとした瞬間、一方通行の顔が布で覆われる。
そしてオルソラはグリグリとそれを動かすと、一方通行の顔もそれに合わせてグリングリンと振りまわされた。

息が苦しくなり始め、一方通行が本気で抵抗を始めた所で、オルソラの手から解放された。


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