過去ログ - あの日見た「とある魔術」を僕達はまだ知らない
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analyst
2011/05/23(月) 23:36:48.38 ID:j6UzqWm60
上条は天を仰ぎながら、呟いた。
上条「…仮にインデックスさんが上条さんのストレスが具現化した存在として、」
イン「ん?」
銀髪の少女は不思議そうに上条を眺める。
上条「何故、今になって俺の前に現れる?しかも成長した状態で。」
少女は、一瞬首をひねり、明るく笑った。
イン「そんなのわかんないってばよ、なんだよ!」
上条「インデックスさん、あのですねえ…」
上条は呆れるが少女は更に続けた。
イン「でもね、お願いを叶えて欲しいのかも!インデックスは!」
上条「何だよそれ?」
イン「そんなのわかんないってばよ、なんだよ!」
上条は完全に拍子抜けした。
上条「…っ、願いがわかんないと叶えられんでしょうーがぁー!」
イン「うーん、でもそんな気がするかも…」
呑気に少女は顎に指を当てて明後日の方向を向いて唸っている。
そして、真顔で上条を見つめ直し、
イン「でも、本当になんなんだろうね?」
上条「俺が知るかあぁぁっぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
思わず上条は絶叫した。
引きこもって以来、近所迷惑になるため大声を出さないようにしていたが、ついにその禁は破られた。
そのせいか大量のツバが少女に飛散してしまったようだ。
イン「きたないんだよ!歩く教会の結界でも汚さは防げないかも!」
銀髪の少女は昔から"歩く教会"だの"魔術"だの、科学全開の街で聞きなれない単語を発していた。
久々に聞いた不思議ワードと暑さと少女の"お願い"でイライラがピークに来ていた上条は、がっくりと項垂れた。
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